繭子
サムべのチュモニ / きなり
前回瞬く間にSOLDOUTになってしまいましたチュモニが再入荷いたしました。
チュモニ…「袋・巾着・ポケット」という意味を持つ小さな袋。
古の時代、韓服にはポケットが無かったためチュモニを別に持ち歩き、小物やお金を持ち歩いていました。シルク布や色鮮やかなセクトン布、さらに布に吉祥文様の刺繍が施されているものをよく見かけられるのではないでしょうか。
名古屋在住のポジャギ作家・繭子さんのきなりのチュモニ。
少し多めの予定をしてくださったのですが…発注された布がイメージとは異なられ今回1つのだけの入荷になりました。
ふっくらな形をした두루주머니(トゥルチュモニ)と呼ばれる定番のカタチ。染が施されていないサムべ(大麻)布を用い、あえて主張する色糸でステッチ。キリで穴をあけダークブラウンカラーのメドゥプ(飾り結び・トンボ結び)紐を通されています。
黄味を帯びたきなり色のサムべ布は、染めておらず繊維の色の濃淡も見え素朴な趣です。1枚の布を丁寧に一針一針まきかがりステッチで縫われています。あえて異なる濃いダークブラウンカラーの糸を選ばられブロックが強調されポジャギのような雰囲気。
伝統の中にモダンさがありなんだか大人っぽい雰囲気です。縫い目はその時の心模様があらわれるとお聞きしたことが有りますが、繭子さんの針目は細かく一定したリズムで運ばれています。
○サムべは日本で一般的に麻とよばれている大麻(おおあさ)のこと。植物の「茎」です。茎からとりだした細長い繊維を1本1本丁寧に糸に紡ぎ織物が作られます。時折茎の繊維が見えるものもあります。ざっくりとした織に素朴さと力強さを感じるサムべのポジャギです。
『麻は使い込んで10年後が一番美しい』と繭子さん。ずっとずっとお使いいただけることを願われておられます。今回直接お話させていただき、あらためて一つの作品の稀少性を感じるのです。
大切なものを保管されたり、このまま飾られるのも愛らしく…
またプレゼントをこちらのチュモニに入れて贈られるのも。
日本の作家が作られた韓国の手仕事 『チュモニ』 です。
□ 一枚仕立て(ホッポ)、巻きかがり縫い
□ 素材:サムべ布、シルク糸、シルク紐
□ およそのサイズ:Φ12cm、 H3cm、 紐の長さ14cm
□ お手入れは汚れた部分だけ軽く手洗い(押し洗い)
□ OPP袋簡易包装になります
□ ご利用のブラウザーやモニターによって実際の色と多少異なりますことご了承ください。
□ メール便での発送はできませんことご了承ください。