2020年春…
とてとてもうれしいことが始まりました。
それは韓国陶磁器セレクトショップ「木蓮商店」さんのあたたかいうつわを日本の皆さまにご紹介させていただくということ。
このことはとても幸せなことで大きな大きな宝物になると思います。
スタートにあたって木蓮商店さんとのことをお話しさせていただこうと思います。
はじまりは1枚の写真。
2019年初夏、韓国のうつわを探していた時のことです。
ブルーのセーターにジーンズ、そしてやさしい笑顔で店の前に立つ女性の写真が目に入りました。それは木蓮商店店主のキム・ギュリさんを応援するという記事でした。どんどん惹きつけられ、WEBの向こうの木蓮商店に心はどきどき…。
このあたたかい器店を訪ねたい!キム・ギュリさんにお会いしたい!
たまらなく強い気持ちを持ったのです。
何日か悩みメールで連絡、信じられないことに返信をいただき交流が始まったのです。幸せなことがまたひとつ増えました。
そして秋…
初めて訪れたときの感動は忘れられません。
扉を開けると白い漆喰の壁にたくさん並ぶあたたかいうつわ。無垢の木の家具や懐かしさがあふれるペンダントライト、一輪挿しの可憐な小花。
めぐらせていた想像と現実が重なり、その時の胸の高鳴りは今でも忘れません…。
強い絆で結ばれたお母さまとのお店だということもわかりました。
「オンマサジャン」(ママ社長)は静かに暖かい瞳でギュリさんを見守られ、本当に素敵なご縁をいただきました。
そして幸せはどんどん重なり、木蓮商店を通じて作家の方々もすぐに快諾してくださいました。このこともきっと母娘が作家の方々との縁を大切に育まれているからだと思います。
連絡を取り合い、実際にお会いし、よりギュリさんが大好きになりました。
おっとりとした佇まい、ひとつひとつ言葉を選びながら話してくださること、少し恥ずかしがり屋…うんと年下なのに教えられることがとても多いのです。
そしてなにより韓国陶磁器を多くの人に使ってほしいという気持ちと、このお店が大好きだということが十分に伝わってきました。
ギュリさんとお母さまが選ばれるうつわには人柄がにじみ出ています。素朴であたたかく、いつも寄り添ってくれるような…
「好きなうつわがあるくらし」
木蓮商店さんがセレクトされた韓国のうつわを暮らしに加えていただけたら…
そして韓国へ行かれた際はぜひ訪れてください。ソウル中心地からは少し離れていますがきっとお気に入りのうつわが見つかることでしょう。
でもきっと、かなり迷われると思います。本当にどれも素敵で息もできないくらいなのです。
ソウルのはずれにある小さな町の小さな店。
そこは母と娘が営む情感あふれるうつわのセレクトショップ。
ようこそ 木蓮商店へ
木蓮商店
住所 ソウル市衿川区始興大路96キル4
OPEN 木・金曜営業時間 13:00-19:00 / 土曜 10:00-17:00