繭子
サムべのチュモニ / グレー
前回瞬く間にSOLDOUTになり、繭子さんにお願いをしてを作っていただきました。
チュモニ…「袋・巾着・ポケット」という意味を持つ小さな袋。
古の時代、韓服にはポケットが無かったためチュモニを別に持ち歩き、小物やお金を持ち歩いていました。シルク布や色鮮やかなセクトン布、さらに布に吉祥文様の刺繍が施されているものをよく見かけられるのではないでしょうか。
名古屋在住のポジャギ作家・繭子さんのグレーのチュモニをご紹介します。
ふっくらな形をした두루주머니(トゥルチュモニ)と呼ばれる定番のカタチ。グレーに染められたサムべ(大麻)布を用い、あえて主張する色糸でステッチ。キリで穴をあけブルーグレイのメドゥプ(飾り結び・トンボ結び)紐を通されています。
グレーに染められたサムべ布。白のステッチが映え、抜け感が出てとてもスタイリッシュな雰囲気です。ポジャギのような趣ですが、1枚の布を丁寧に一針一針まきかがりステッチで縫われ、軽やかな四角があらわれスタイリッシュに感じます。
伝統の中にモダンさがありなんだか大人っぽいのです。縫い目はその時の心模様があらわれるとお聞きしたことが有りますが、繭子さんの針目は細かく一定したリズムで運ばれています。
○サムべは日本で一般的に麻とよばれている大麻(おおあさ)のこと。植物の「茎」です。茎からとりだした細長い繊維を1本1本丁寧に糸に紡ぎ織物が作られます。時折茎の繊維が見えるものもあります。ざっくりとした織に素朴さと力強さを感じるサムべのポジャギです。
▽それぞれ針目や大きさが異なります。3つの中からお選びください。(表裏の様子)
SOLDOUT:1・2
名古屋にお住いの作家繭子さんのことはインスタグラムで拝見し一目ぼれ!あつかましく連絡を取り快諾していただいたのです。私用で来阪される時にお打合せ…いえ、同世代ということであれこれ話が弾みいつも脱線。どちらが本題かわからないくらいあっという間の楽しい時間でした。
『麻は使い込んで10年後が一番美しい』と繭子さん。ずっとずっとお使いいただけることを願われておられます。今回直接お話させていただき、あらためて一つの作品の稀少性を感じるのです。
大切なものを保管されたり、このまま飾られるのも愛らしく…
またプレゼントをこちらのチュモニに入れて贈られるのも。
□ 一枚仕立て(ホッポ)、巻きかがり縫い
□ 素材:サムべ布、シルク糸、シルク紐
□ およそのサイズ:Φ12cm、 H3cm、 紐の長さ14cm
□ お手入れは汚れた部分だけ軽く手洗い(押し洗い)
□ OPP袋簡易包装になります。メール便でのご発送ができませんことご了承ください。
□ ご利用のブラウザーやモニターによって実際の色と多少異なりますことご了承ください。