チムタック
韓国全土でよく食べられるチムタック(찜닭)。
もとは慶尚北道・安東(アンドン)の郷土料理から広まりました。安東市にはこの料理の専門店が立ち並ぶ“チムタック通り”があるほど。 甘みと辛みが合わさった少し中華を思わせる料理ですが、まさに大き目の中華鍋で一気に作ることをおすすめします。とても簡単でボリュームがあり、大人数にも対応しやすい料理です。何よりも美味い。
○材料(4人前)
・調味料等
a. 醤油 100cc
b. 酒 大さじ5
c. 三温糖 大さじ3
d. オイスターソース 大さじ3
e. はちみつ 大さじ1〜2
f. 出汁 400cc(昆布だし又は粉末出汁)
g. 水溶き片栗粉 片栗粉大さじ1+水大さじ2
・食材
A 鶏肉 600g(手羽元300g、モモぶつ切り300g)
B おろしにんにく 大さじ1
C おろししょうが 小さじ2
D 鷹の爪 4本(半分に切る)
E 粉唐辛子 小さじ2
F コショウ 少々
G じゃがいも 大2個(一口大にカット)
H 人参 中1本(一口大にカット)
I 玉ねぎ 中1個(2〜3cm角にカット)
J しいたけ 4〜5枚(石突をとって一口大にカット)
K パプリカ 1/2個(2等分にしてスライス)
L 春雨(甘藷のもの)50g(熱湯に3分ほど漬けザルにあげておく)
M 長ネギ 1/2本(せん切り)
N ごま 適量
O 糸唐辛子 適量(あれば)
***
○作り方
まずはa〜dとB〜Fを合わせて下記1〜3の要領でタレを煮詰める。
1.中華鍋にaとb(醤油・酒)を合わせて強火で軽く加熱してアルコールをとばす。
2.cとdを加え、かき混ぜながら1分ほど中火で煮詰める。
3.B〜Fを加え、かき混ぜながらさらに1〜2分ほど煮詰める。
4.A(鶏肉)加え、強火にしてかき混ぜながら数分煮込んだら、H〜Kまで加え軽くかき混ぜる。
5.fの出汁を加え、蓋をして強火〜中火で10分煮込む。
6.JパプリカとKの春雨を加えてかき混ぜ、春雨に火が通って来たら一旦火を止め、gの水溶き片栗を入れかき混ぜる。
7.中火〜弱火にして味を見ながらはちみつを加え混ぜ、さらに長ネギを加える。
8.器に盛り、ゴマや糸唐辛子を散らす。
○トーヨー食研 キムサジャンからのhitokoto
本場の作り方に少しアレンジを加えてみました。コツは鶏肉を入れてから火加減。強火中心で鶏の臭みを飛ばし徐々に中火にします。主役は鶏肉ですが、大事な脇役は春雨。甘藷でんぷんの平打ちのものがあれば最高。青唐辛子や生の赤唐辛子を加えることができればより本場のピリ辛味にも寄せれます。
写真と文:キムサジャン(金社長)