スサンハンチェボントゥル
カリゲ 20・21
左:カリゲ20、右:カリゲ21
木蓮商店から新しいカリゲが届きました。
スリムな細長スタイルは日本ののれんのようですが、モダンで愛らしく!どんな日差しも甘くまろやかに変換してくれるようです。今回も素晴らしいカリゲをご紹介できることをうれしく思います。
このカリゲの間を小さな子どもたちが楽しく笑いながらパタパタとくぐっていく場面を勝手に想像し、笑みがこぼれてしまいます。
©수상한재봉틀 by 김영랑 韓国のアトリエでのイメージ撮影 彼女が紡ぐ小さな暮らしがうかがえます。
カリゲ20・21ともに、アイボリーのリネン布がそれぞれ3種類使われています。
大きなサイズのまるんこ刺繍ドット、小さめのまるんこ、透け感を感じる織でかたどられた大きな丸、小さな丸…
組合せや布のボリュームによってそれぞれ違う印象を感じますが、ドット柄のおかげでとても愛らしい雰囲気です。ドットの模様はスサンハンチェボントュルさんの大好きなモチーフです。
カリゲ…
本来は屏風・間仕切り・めかくしという意味をもちますが今まで+hanでご紹介しているポジャギと同様、窓辺に掛けて日ざしを遮ったり壁に掛けたり間仕切りとしても。特にこちらは丈がとても長いですので通路のに掛けられたり、玄関からの目かくしとしても。またソファにふわりと掛けたりテーブルクロスなどインテリアファブリックとして自由にお使いいただければと思います。
上下、表裏、たてよこ、決まりなど何にもございません。その日の気分によって変えられるのも。
2つのデザインからお選びください。もちろん2枚でも3枚でも…
カリゲ20 横使い
大きな丸い刺繍ドットが特徴の20
夕刻
小さな織のドットも見えます
午前
カリゲ21
小さな丸い刺繍ドットがちりばめられた21
午前
夕刻
大きな織のドットが浮かびます
今回撮影にあたって時間帯によって本当に印象が異なると痛感しました。
方角や光の強弱によっても違いますが午前の光には白く見え、夕方にはより生成り感が出て…丁寧なミシン目が陰影を誘い、光がより立体的に浮き上がるようです。
△平台に置いた様子
△突っ張り棒やリングフックなどで吊られてください。
スサンハンチェボントュルのカリゲは伝統のポジャギと異なりミシン縫いでつくられています。技法はそのままに布は苧麻やサムべ(大麻)ではなくヨーロッパ東部の柔らかなリトアニア産リネンに愛情とこだわりを持たれ使われています。
同じ光なのにそれぞれの布から浮き出る表情…
シンプルな直線のデザインで構成される布と布の重なりがくっきりと見えたり色づいたり…。モシやサムべで作られるシャリシャリとした風合いとはまた違うふっくらとした素朴で自然な質感を感じていただけることでしょう。リネンは天然繊維の中で一番丈夫です。洗うごとに強度が増しガーゼのように柔らかくなり、時間が経つにつれ愛着がわかれ自然のしわも愛おしく感じられることと思います。
風がはらむとゆらゆら揺れずっと見ていても飽きません。モダンで現代的、でも素朴であたたかい。スサンハンチェボントゥルのカリゲです。韓国の郊外の町に住むミシンがけが大好きな作家・スサンハンチェボンドュルさんの布を暮らしにプラスしてください。
□ スサンハンチェボントゥル
□ 素材:リネン100%(リトアニア)など3種のリネン
□ サイズ: 70cm * 170cm (±1~3cm) ※こちらは手作りですが1点ものではございません。若干の個体差が出る場合がございます。
□ お手入れ方法:はじめての時はドライクリーニングをおすすめします。2回目からはぬるま湯(30℃以下)に中性洗剤を入れ手洗いされてください。柔軟剤はおすすめしません。洗濯後は形をしっかり整え日陰の風通しの良い場所で乾かしてください。リネンは洗濯後6%程度の縮み自然なしわが生まれます。