スサンハンチェボントゥル
カリゲ 19
待望の新作が木蓮商店から届きました。
ブルーのリネンが清々しいカリゲ。染布が入っているカリゲは初めて見ました。光を通すとガラリと姿を変え、その美しさに驚きを隠せません。
長方形のカタチに白・水色・刺繍ドット…色と織目が異なる4種類のリネン布が配置されています。いろいろな大きさの四角形がたくさん配置され、きっとこの配列にたどり着くまでたくさんの時間を費やされたことでしょう。丁寧なミシン目が陰影を誘い、光がより立体的に浮き上がるようです。
一角に1cmにも満たない小さな刺繍ドット穴の布が用いられています。ドットの模様はスサンハンチェボントュルさんの大好きなモチーフです。ほんのひとさじのドットで抜け感が出、少しクラシカルで愛らしさも感じます。
窓辺に掛けるとため息が出るくらいのあたたかくふっくらとした光に変換されるのです。
廊下に掛けられ玄関からの目かくしとして、またのれんのように吊られている方も多いとうかがっています。またテーブルクロスにも…。
たて・よこ、表裏…掛け方の決まりなどございません。
ご自由にお楽しみください。
▽平台に置いた様子
カリゲ…
本来は屏風・間仕切り・めかくしという意味をもちますが今まで+hanでご紹介しているポジャギと同様、窓辺に掛けて日ざしを遮ったり壁に掛けたり間仕切りとしても。またソファにふわりと掛けたりテーブルクロスなどインテリアファブリックとして自由にお使いいただければと思います。
スサンハンチェボントュルのカリゲは伝統のポジャギと異なりミシン縫いでつくられています。技法はそのままに布は苧麻やサムべ(大麻)ではなくヨーロッパ東部の柔らかなリトアニア産リネンに愛情とこだわりを持たれ使われています。
同じ光なのにそれぞれの布から浮き出る表情…
シンプルな直線のデザインで構成される布と布の重なりがくっきりと見えたり色づいたり…。モシやサムべで作られるシャリシャリとした風合いとはまた違うふっくらとした素朴で自然な質感を感じていただけることでしょう。リネンは天然繊維の中で一番丈夫です。洗うごとに強度が増しガーゼのように柔らかくなり、時間が経つにつれ愛着がわかれ自然のしわも愛おしく感じられることと思います。
風がはらむとゆらゆら揺れずっと見ていても飽きません。モダンで現代的、でも素朴であたたかい。
スサンハンチェボントゥルのカリゲです。
□ スサンハンチェボントゥル
□ 素材:リネン100%(リトアニア)など3種のリネン
□ サイズ: 88cm * 140cm (±1~3cm)※こちらは手作りですが1点ものではございません。若干の個体差が出る場合がございます。
□ お手入れ方法:はじめての時はドライクリーニングをおすすめします。2回目からはぬるま湯(30℃以下)に中性洗剤を入れ手洗いされてください。柔軟剤はおすすめしません。洗濯後は形をしっかり整え日陰の風通しの良い場所で乾かしてください。リネンは洗濯後6%程度の縮み自然なしわが生まれます。