たくさんの福
刺繍百福図 2
布で有名な広蔵市場で偶然であった百福図です。中国から伝わり李朝時代に刺繍屏風の図柄として普及していました。
文字通り「たくさんの福」という意味です。「福」という漢字をさまざまな種類の字体で書いており、飾っておくと特別な福もたらされると信じられています。
今回の百福図、100字はありません。
またアンティークではなく現代の刺繍工房による新しい作品です。
屏風として店の片隅にディスプレイとしてひっそり、立て掛けてありました。
スモーキーな色使い、丁寧な刺繍、バランス、大きさ…心ひかれ、どうしてもとお願いし装丁されていない布地のままで譲っていただきました。
やはり色は気持ちを高揚させてくれます。
日本の代表的な文化の一つである茶道…
そのお茶席の床の間には「掛軸」を掛けることが決まりとなっています。
その書や画を愛で、こころ落ち着かせ豊かにするという掛軸は床という場を格調高く演出します。
残念ながら現代の生活では和の空間は少なくなりましたが、このカラフルな百福図はわたしたちのインテリアにとけこみます。
ずっと見ていても飽きません。
自分にとって幸せとは…いのちとは…考える時間を持たせてくれながら、やさしく見守ってくれるでしょう。
たくさんの福がありますように・・・
今回は大きいサイズですので額装でご用意いたしました。
木に黒い塗装を施しました木製額縁。
しっかりと紙で裏打ちをし四方を裁断、薄手のスチレンボードとアクリルで挟んでおりますのでしなることはございませんし軽量です。
乾燥がひどい、直射日光や空調があたるなど室内環境にご注意ください。
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よみものでも百福図について書いております。どうぞあわせてお読みください。
□ 素材:布
□枠:木製 吊紐1本付属
□サイズ W34.7×H123.4cm