韓国の文化〜食べる[2]緑茶





韓国ではカフェ天国と呼ばれるほど次々に新しい店がオープンし、まさにカフェ文化の飽和時期を迎えています。

流行を追う店、韓国伝統韓屋をリノベーションした店、クリエーターたちの作業空間と交流の場を兼ねた店…形態も実に多様化しています。


韓国の人はお茶をよく飲みます。
韓国でお茶と言えば果実や韓方薬を発酵・煎じて作られる伝統茶が一般的で、甘みや苦みなど個性の強い健康志向の味です。
すすめられて五味子茶をいただきましたが、当時は味わう域にまではまだまだ達しておらず飲み干すまで悪戦苦闘した思い出があります。


日本に住む私たちにとってなじみのある緑茶を朝に1杯飲むことが流行していると聞きました。
緑茶のカテキン成分が体内の脂肪吸収を防ぎ排出させる役割を果たし、またビタミンCが多く含まれ疲労回復や女性のお肌にも効果があるといいます。
近年、韓国では緑茶を飲む習慣が一般的ではなかったのですが次第に健康な飲みものというイメージに…その火付け役となったのがo’sulloc (オソルロッ)です。





オソルロッは韓国化粧品メーカー・アモーレパシフィックが運営する韓国最大の緑茶ブランド。
実際に1970年代〜済州道に広大な茶畑を開墾、茶葉を栽培しています。
当初は石と風の不毛の地とされた済州島ですが、火山の島という性質上、土壌にカルシウム・マグネシウムなどの有機物が豊富に含まれ、湿気が多いという自然環境が相まって良質な茶葉が育っています。

オソルロッの店舗ははソウル市内だけでも数十店点在し、立地するそれぞれの場所をコンセプトにし設計されています。
私たちが訪れた2店舗もそれぞれ個性的でした。
若い層の人通りが多い北村路に建つ店は天井にも木材が張られ、黒を基調としたカジュアルなインテリアです。ティーパックの形をしたペンダント照明がとても印象的でした。
そして仁寺洞店はポジャギや李朝時代の建具をイメージしたしつらえが施され、間接照明でわざと陰影を持たせ有名作家の白磁器でいただくなど仁寺洞の街に合った伝統的な趣です。






日本と同様、仏教の伝来と共にお茶文化も中国から入って来た歴史があります。
高麗の時代には仏教と共にお茶文化の最盛期を迎えますが時は流れ、李朝の時代では儒教文化に変わり仏教弾圧と並んでお茶文化も衰退したのです。


人の集まるところにカフェ(茶房)あり…
緑茶・伝統茶・シッケ(甘酒のようなもの)・コーヒー・紅茶…口にするものはさまざま。

今回は緑茶を調べましたが数多くの伝統茶についても学びたくなりました。
高麗人参をはじめ桑の葉・ヨモギ葉・柚子にナツメ茶…

またご紹介させてください。




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