韓国伝統のパッチワーク
ポジャギ 215
モシのポジャギが到着しました。
冬の白…染めをしていないソセクのポジャギはいつの季節も美しく私たちの暮らしを彩ってくれます。
今回もできるだけ細かいピースを…とわがままなリクエストを聞いてくださり分けていただきました。設計図もなく、伝統のパターンにとらわれることなく自由に作られた正方形のカタチ。
小さな四角、細長い四角や斜めのライン…
小さな端切れをどんどん折り重ね、つなぎあわせ完成されたています。
五方色において秋を示す白色の糸で織られたポジャギ。
モダンな仕上がりが今の暮らしに馴染むと思います。
平台で見た時と、光を通して見た時の印象の違いに毎回驚きます。
△光を通さず平台に置いた画像
韓国の夏の布「モシ」はポジャギに一番多く使われている材料です。
イラクサ科の多年草である苧麻(ちょま)の茎から作られ平織で作られた夏の布でトンボの羽衣とも呼ばれ、軽く繊細でサラサラ…
涼やかな風合と共にふっくらとした柔らかさも兼ね備えています。
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風と光を運ぶポジャギ…
季節や時間帯・方角や光量・光源の違いによって表情が異なりじっと見つめてしまいます。
縫いしろの重なりが立体的に浮き出てステンドグラスのよう…
懐かしい田園風景や都市計画図にも見えポジャギを通すと風はやわらかく、光に透かすとその魅力をより発揮します。
朝のひかり、昼のひかり、夕方のひかり、夜の星、灯りをともしたひかり…
それぞれの時間、それぞれの風と光をお楽しみください。
□ 素材:韓国麻100%
□ サイズ:約100cm×100cm(吊布含まず)ご不要の場合はハサミで縫い目を切られてください。簡単に取れます。
□ 取扱いについて 水洗いできますが、シワを伸ばすためには必ず半乾きのときにアイロンをおかけください。アイロンの温度は麻類は高温(スチーム可)です。手洗い。
□天然素材の生地の特性上、小さい穴やネップ、傷に見える箇所がある場合がございますが不良品ではありませんので予めご了承ください。ネップとは、生地の表面にぽっこりとした繊維の節が生地表面に出たものを言います。自然な素朴な味としてご理解いただけましたらと思います。